クラフトビールについてvol.1《オクトバーフェストのためのビール講座》

オクトバーフェストのためのビール講座



来たる10月28日29日にアリオ八尾にてアリオ×プライマルプレゼンツ・オクトバーフェストを開催します。

会場ではプライマルによる世界のビールを販売する特設ブースが登場します。
私、作家・ラジオDJ以外にもバーテンダーとしての一面もあります。
せっかくなのでオクトバーフェストのための簡単なビール講座を。





そもそもオクトバーフェストって何?

《オクトーバーフェスト》

今日、巷でオクトバーフェストと呼ばれているもののモデルは、
ドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘンで開催される世界最大規模のビールの祭典。
1810年以来ミュンヘン市内中心部のテレージエンヴィーゼと呼ばれる広大な場所で9月半ばから10月上旬に開催され、毎年約600万人の人が会場を訪れています。


ドイツで生まれたビール祭りなんですね。


現在では、ドイツだけでなく世界各国で開催されています。
9月の中旬から10月の第一日曜日まで、というのが本来の形式ですが、指定された期間とは関係なくあらゆる国で開催され、ビール祭りの総称として呼ばれるようになっています。


新しいビールの醸造シーズン幕開けを祝う祭りということで、ミュンヘンのオクトバーフェスト誕生以前から、別の国や地域では開催されていた記録もあります。





クラフトビールとは?

ここ数年で耳にする機会が増えたのがクラフトビールという言葉。

クラフトビールというのは、「職人技のビール」「手作りのビール」などと訳されます。
大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられます。


ざっくり言うと、
小さな醸造所(マイクロブリュワリー)で作られたビールのことです。


クラフトビールという言葉が世界に広まったのはアメリカで起きたブームによります。


クラフトビールはアメリカ西海岸1960年代中頃に始まった文化ともいえます。
それ以前から、アメリカのビール産業はありました。
何なら、アメリカ大陸発見以前からネイティブアメリカンによってトウモロコシを原料としたビールのような独自の醸造酒を作っていたという記録もあります。



細かい話は抜きにして、ここではざっくり説明します。



1800年代の中盤にカリフォルニアでゴールドラッシュが起きました。
その時にアメリカでスチームビール(樽を開けた際に炭酸が蒸気のように吹き出すため、そう名付けられたそうです)というのが生まれたんですね。


これが新しいビアスタイルで一世を風靡したのですが、1960年代にメインの醸造所が倒産したんです。
それをフリッツ・メイタグという男が買収して立て直した。
それが非常に良い出来で、クラフトビールがアメリカ全土へ広まっていったんです。

彼はまさに、クラフトビール運動のパイオニアです。



ヨーロッパの伝統的なビールの作り方を軸に、独自の発想と想像力で新たなビールを追求しました。


トラディショナルな方法を土台に、自由な発想でアレンジしていく。


「伝統」と「自由」。
その両輪がうまく回り、多種多様なクラフトビールが生まれました。
時代はベトナム戦争。
平和と愛を象徴して花で身体を飾るフラワーチルドレン。
サンフランシスコではヒッピー文化も生まれ、ナチュラル思考、自然食ブーム。
マスな大量生産などのアンチから、原点回帰主義で盛り上がりました。


そのような背景もクラフトビールの多様性に大きな影響を与えていたんですね。



そして東海岸でも、ヨーロッパの伝統的なビール作りを踏襲する小さなブリュワリーが登場します。
それらがアメリカ全土で広がり、クラフトビールと呼ばれるようになっていきました。
クラフトビールは次第にアジアやヨーロッパ、オセアニアに広がっていき、アメリカだけのものではなくなっていったのです。





地ビールとクラフトビールの違い。

クラフトビールという言葉を聞くと、日本の地ビールが頭に浮かぶ人もいると思います。


地ビールというのは酒税法の改正によって生まれた言葉なんです。


日本ではそれまで、年間に2000㎘を製造しなければ製造・販売することができなかったんです。
それが1994年に規制緩和されます。
年間に60㎘製造すれば良いことになったんですね。


それによって各地に小規模な醸造所が生まれました。


それらの醸造所で作られていたビールを地ビールと呼びます。
でも、まぁ、これらの地ビールはトラディショナルであるわけでもなく、言わば見様見真似といいますか、背景とした文化が成熟していない。



そこへ2010年くらいからアメリカのクラフトビールが良い状態で日本に輸入されるようになってきました。
多くの作り手がそれを飲み、感動した。


そしてアメリカのクラフト事情を学び、それらの文化や技術、伝統を取り入れ始めた。
それが日本のクラフトビール文化です。


ですから、厳密に言うと、地ビールとクラフトビールは別物なんですね。





ビールというのは、その色や発祥の国、苦みの強み弱みや歴史的背景、アルコールの高さ低さなどによって味わいは大きく変わります。
ビアスタイルは様々で、世界基準のコンペティションなどでは分類すると140スタイルにもなるのだとか。

日本ではピルスナーくらいのものですが。



オクトバーフェストでは世界のビールを多数そろえております。
日本の「のど越しスッキリ」ビールとは違う、複雑な味わい、深み、香り。

様々な表情のビールを飲み比べてみてください。

生産国によって、またクラフトビールの多様な性格によって、印象は大きく違います。


これがビール!?


というような、感動とも出会うことできるはずです。
日本の「のど越し主義」の概念を取っ払って、新たな心でチャレンジしてみてください。

世界が広がりますよ♪





まあ、今回はこの辺で。
次回のビール講座までお楽しみに♪

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