歴史に学ぶ次なる一手。

地政学からの政治。



『嶋津亮太の解体新書』というネットの番組で、お酒と文学についてのことを話しています。
ひとえに酒と言っても、醸造酒や蒸留酒それぞれの背景には歴史があり、それはとても興味深いものです。
「酒をつくる」という目的で酒が製造されることよりも、気候的、または政治的な理由による偶然から生まれることの多さ。


例えば
・スコッチなどの樽熟成されたウィスキーの誕生は酒税法によるもの。
・ラム酒は黒人との三角貿易によって世界中に広まったこと。
・アメリカでの禁酒法が、優秀なバーテンダーを世界に輩出したこと。

など。


調べれば、調べるほど面白い物語と出会います。
そんな酒に関する歴史を学んでいて思うことがあります。
それは単純に歴史の背景にロマンを味わうだけでなく、世界の大きな流れを把握しておくべきだ、ということです。





視野を広く持つことの重要性。

海外に行くことで、「既成概念が崩される」という感覚を味わうことがあります。
日本にいて、テレビや新聞だけを頼りに生活していることの危険さ、といいますか。
報道されていないこともありますし、報道されていたとしても違った様子で事実として流れていたり。
自分から積極的に情報に対してアプローチしていくことは必須だと思うのですね。


少なくとも、「世界ではこのようなことが起きている」ということを知っているだけでも違います。
報道の差を知ることもそう。
その差にどのような意図があるのかをイメージすれば、今まで見えなかった糸が浮き上がってきます。


一方からの視点に肩入れして騒ぐよりも、世界では多面的な視点があり、その価値観によって事実が切り取られているものなんだ、という認識の方が健康的だと思うのです。
だって、真実は分からないのだもの。
直接見たわけでも、聞いたわけでもない。
報道された時点で既に意図的な編集が行われていて、切り取るのも編集だし、演出するのも編集だし、流さないのも編集。
国、企業、人、それぞれお互いに正義があるから、何が正しいのかというのは本当のところ分からない。


多面的な発信を材料にして、真実のようなものを浮き彫りにしていく。
それを自分の頭で判断するというのがベストなのではないのでしょうか。
小説でいうところの『壬生義士伝』(浅田次郎氏)のような形式で。





流れを観る。

グローバル化からローカリズムへ。
という、ここ数年の流れ。

時代はいつでも揺り戻しが起こります。
新たなカルチャーにはその都度、カウンターカルチャーと呼ばれるものが生まれます。
ファッションでも10年単位で螺旋を描くように、僅かな変化を伴いながらぐるぐると流行が押し寄せます。

右に偏り過ぎると、左への力が働き、左へ傾くと、右への力が生まれる。
つまり、バランスをとりながら前に進んでいくというのが今までの歴史です。


なので、歴史を振り返り、今と似たような状況を照らし合わせれば、国であれ人であれ、相手が何を考えているのかは分かってくる。





テレビや新聞が全部じゃないんだぜ。

当たり前のように日々報道されているニュースの中でも、全てを信じるのは危険です。
良いことを言った、悪いことを言った。
そんなことで簡単に善悪を決めるのはおすすめできません。


自分の利益のためなら平然と良いことを言う人は多いですよね。
というか、悪い事でも、良い事のように演出する力だって持っています。


例えば、アメリカ合衆国の建国の歴史からも、おもしろいことが読み取れます。


アメリカ人というのはほとんどがヨーロッパからの移民です。
大航海時代、コロンブスが西インド諸島を発見し(1492年)、それを皮切りにイギリス、フランス、オランダなどの西欧諸国が新大陸に植民地を建設しました。
(もっとも、アメリカ人の祖先として1620年にイギリスで迫害を受けたピルグリム・ファーザーズと呼ばれるピューリタンが移住したことがアメリカのはじまりとされています)


北米大陸では、イギリスとフランスが先住民を巻き込んで領土争いを繰り返していました。
イギリスはフランスとの戦争に勝利し、ミシシッピ川以東のルイジアナとカナダを手に入れます。
そうこうしているうちに、イギリス領に住む人々が自由を謳い、イギリス本国と独立戦争をはじめたのですね(ざっくり説明)。
アメリカ独立宣言(1776年)とは言いながらも、先住民の権利や黒人奴隷は黙殺して推し進めてきたのが事実なのです。


独立宣言をしたのは東の13州のみ。
それから独立戦争を経て、イギリス領を併合し、さらにはフランス領、スペイン領だったフロリダまで次々と買収します。


しかし、西海岸はまだアメリカではなかった。
北米大陸南西部はメキシコ領でした。
「ロサンゼルス」「ラスベガス」「コロラド」「サンフランシスコ」などのスペイン語の地名はその名残です。


メキシコ領への侵略はテキサス独立に始まります。
メキシコ政府に許可を得てテキサスの荒れ地に入植したアメリカ人は次第にその数を増やしていく。
やがて民主主義である多数決の論理によってテキサス共和国の独立を宣言します。
これが民主主義の怖さでもあります。


つまり合法的に、領地を奪ったことになります。


そしてアメリカは、テキサス併合に不満を持ったメキシコとの戦争に勝ち、結局カリフォルニアまで領土を広げました。



因みに、2014年にロシアがウクライナからクリミア半島を奪った時も住民投票による結果でした。

今、隣の大国が日本の領海に進出しているのも同じ方法です。
いつか沖縄県に住む人々の自己決定権を利用する日が近いかもしれません。



トランプ大統領が「メキシコに壁を作る」と豪語していましたが、遡ればあの一帯は元々メキシコ領だったのですね。



ざっくりと建国から領土を広げていった過程をおさらいしましたが、「自由」とは言いながらもかなり利己的な自由を謳っているように感じます。

それでもアメリカは他国のことは非難します。
それはそうです、自国を守るため。

それはどこの国であれ同じこと。
自分が有利なように次なるステップを踏んでいくのは当たり前のことです。


地政学的に、その国が何を求めているのかを考えながら、世界情勢を眺めてみると、また新たな発想や思考が浮かぶのではないでしょうか。
他国の意図を読み解きながら、自国の動き方を考える。
大局観という言葉が棋士である羽生善治名人によって広められたことがありますが、そんな大局的な視野を持つことで自分の位置を把握することが重要であると思います。





参考文献:茂木誠氏の『世界史で学べ!地政学』

想像力を利用する。

「相手の想像力を利用しなきゃならんのです」



昨日、お店でとあるお客さんと会話していた中での言葉。
シンプルであるが、興味深い。
その言葉は、うねりをつくりながら体に入ってゆき、胸の落ち着きにまでくると、そっと響いた。


その方は仕事で世界中あちこちを飛び回っている方。
国の重役相手に商談をまとめる。


大抵はウェルカムなもてなしを受けるけれど、時と場合によっては招かれざるシチュエーションにも出くわす。
あらゆる状況でも、その方は一人で乗り込むのだという。
秘書もつけない、運転手もつけない。
その名の通り、孤立無援。



でも、それには明確な理由がある。

「外国から一人で来た人間を、誰も無下にできないでしょう?」

誰よりも真摯に待遇してもらうために一人で行くのだと。

「団体で行けば、団体として扱われる。一人で行けば『よくぞ来てくれた』という扱いになる」



面白いのが、招かれざる客の立場でも必ず一人で乗り込むということ。

「一人だとね、相手がビビるんです。『コイツ、実はとんでもない力を持っている奴なんじゃないか』とか。『コイツの裏には大勢の仲間がいるんじゃないか』とか。勝手にね、色々考え出すんですよ」

相手の想像力を使う、言わば相手の知らない自分ののりしろをイメージさせる。
このありえない状況を脳は勝手に論理的な答えを導こうとするため、相手は自ずと驚愕の想像力を発揮する。
それは、こちらの空白が多ければ多いほどに。


空白は残さなければならない。
そして、ある種のハッタリが、相手のリズムを崩し、空気を制することに繋がる。


これは商談だけでなく、あらゆる仕事に言い得ることだと思う。
もちろん小説家、演劇における演出家や、映画監督などの芸術の分野でもこの能力は求められるだろう。
観客の想像力を最大限に利用して、事実以上の効果を引き出す力。


「マニュアル本なんて捨ててしまえ。あんなもの、みんなと横並びになるためのもの。そこから抜きん出ようと思えば、誰もやらないことを考えろ。そうしなければ相手は自分に興味を持ってくれない」


1000人の中の999人として見られるか、特別な1人と見られるか。
それは自分の行動次第。
チャンスは誰しもに平等に与えられている。

適材適所

続きはブロマガを購入して楽しもう!
このコンテンツはブロマガ(有料)です。
購入すると続きをお楽しみいただけます。
ブロマガって何?

オクトバーフェストinアリオ八尾

交通広場でビール祭り。



17110101.jpg



前週の台風で延期となったオクトバーフェスト
快晴の空の下、無事開催することができました。



17110104.jpg

17110102.jpg

17110103.jpg

17110105.jpg

17110106.jpg

写真を撮れたのはこれだけ。
当日は、呼び込みに徹していました。

もっと撮れたらよかったですね。